結論から先に言ってしまうと、「どちらでも正解」という何だか曖昧な応えになってしまいます。
というのも、JIS(日本工業規格)では以下のような原則が定められていますが、これはあくまで「原則」です。したがって、強制力を持つものでも統一ルールでもないので、やっぱり結局「どちらでも正解」なんでしょう。
JIS Z 8301:1996 規格票の様式
【解説付表3 原語(英語)の語尾の長音符号を省く場合の原則】
原則/例
a)その言葉が3音以上の場合には、語尾に長音符号を付けない。
エレベータ(elevator)
b)その言葉が2音以下の場合には、語尾に長音符号を付ける。
カー(car),カバー(cover)
c)複合語は、それぞれの成分語について、上記a)又はb)を適用する。
モータカー(motor car)
d)上記a)~c)による場合で、1)長音符号で書き表す音、2)はねる
音、及び 3)つまる音は、それぞれ1音と認め、4)よう(拗)音は
1音と認めない。
1)テーパ(taper)
2)ダンパ(damper)
3)ニッパ(nipper)
4)シャワー(shower)
相変わらずこの手の公的文書は、堅苦しくて内容を理解するのにひと苦労なので、親切に例を載せてくれています。一番最後の「拗音」というのは、例を挙げると「ぎゃ」とか「しょ」とか「うぇ」とかそういうヤツです。具体的な説明は、こちらのWikipediaでご覧下さい。
この原則に当てはめると、「プリンタ」ではなく「プリンター」と表記するべきなんでしょうが、先述した通りあくまで「原則」でしかないので、「プリンタ」と書いたからといって「分かってない」とか「気取ってる」とか責められる筋合いは無いと言う事です。この曖昧さこそが、日本語の最大の特徴だとは思いますが、人によってはムズムズして落ち着かないかも?
何故、こんな内容を紹介したのかというと、天下のマイクロソフトがこんな発表をしたからです。
「コンピュータ」が「コンピューター」に、「アダプタ」が「アダプター」に「ドライバ」が「ドライバー」になったりするわけで、その理由としてコンピュータが日常必需品となり一般化してくるにつれて、長音なしの表記に対してユーザーが違和感を感じるようになっている、ことを挙げています。ユーザー目線でこういった細部まで考えてくれている、というのはさすが世界のWindows!!
という事で、次は「シフトJISの撤廃」あたりをよろしくお願いします。