at-ez Blog

‘新着記事’ カテゴリーのアーカイブ

天才とは努力の異名なり

2008 年 6 月 12 日 木曜日

全盲・全ろう博士号 福島智・東大准教授に授与

目と耳がともに不自由な東京大学先端科学技術研究センターの福島智・准教授(45)に、博士号が授与されることが決まった。全盲ろう者の博士号取得は日本で初めてといい、11日に東大駒場キャンパスで授与式が行われる。

2008年06月09日  読売新聞)

この福島准教授は、9歳で失明、18歳で聴力を失うという過酷な状況に陥りながらも、母親が考案した「指点字」(点6つを組み合わせる点字を応用して、両手の指6本で福島さんの手をたたくというもの)を習得し、盲ろう者として国内では初めて大学に進学されたそうです。

研究されている分野は「障害者と社会のありかた」で、自らが光と音の無い世界に陥ってから、「指点字」を使い他者とのコミュニケーションを取り戻すまでの過程をまとめられた論文が、博士号授与の対象になったようです。「人生をかけて、自分しかできない実験を続けているようなもの」と発言されている福島さんが「コミュニケーションは空気や水や食べ物と同じぐらい重要」と述べられているのは、光と音に囲まれた生活を送っている人間には表現し得ない重みがあります。

このニュースを読んで心が震えてしまうのは、福島さんが現在に至るまで不断の努力を重ねてこられたであろう事が、言葉を尽くさずとも読み取れるからだと思います。少しだけ想像してみてください。人間の認識や判断は、他の動物に比べて圧倒的に視覚に依存しています。もし、自分の目が突然見えなくなったとしたら?さらに聴力も失って一切の音さえも聴こえなくなったとしたら?

「辛い」「大変」などと言った言葉ではとても言い表せません。自分の周りにいる人間が誰なのかさえ判別できない、自分の周りで何が起きているのかさえ把握できない。僭越ながらも福島さんの業績を評価させていただくならば、この方はそういった逆境に「負けなかった」。博士号や何やらより、この1点こそ最も偉大で尊敬すべき事柄ではないでしょうか?

目が見え耳が聴こえる人間にとっては、障害やハードルにすら感じられない日常の数々が、福島さんにとっては高くそびえる壁だったと思います。ましてや後天的に視聴覚を失われた福島さんにとって、それまでとのギャップは想像を絶するものだったでしょう。それでも彼は、そんな逆境に立ち向かい、くじける事無く前進を続けてこられたのです。人間とは大して強い生き物ではありません。理不尽な逆風が強ければ、簡単に負けて逃げ出してしまいがちです。辛い現状・境遇、何より自分自身から。

逆境に負けないと言う事は、その置かれた状況から逃げ出してしまいたくなる自分、弱音や愚痴を漏らしたくなる「自分の弱さに負けない」という事ではないかと思います。逆境だけとは限りません。恵まれた状況、誰も見ていない状況、誰もが皆やっている状況…。そんな時、楽な方向に向かいたくなる自分の弱さに負けない、というのも簡単な事ではないでしょう。

けれども、人間の歴史を振り返ってみると、偉大な人物として語り継がれている人々は、概してこの「自分の弱さに負けない」という共通点があるように思います。そして、タイトルどおり常に自分の弱さとたたかい続ける努力を重ねてきた人が「天才」と呼ばれるのではないでしょうか?そういった観点から見れば福島さんも間違いなく「天才」なのでしょう(凡人が推し量る事ではありませんが…)。

人間はあまりにも刹那的で、自分が今この瞬間手にしているものの大切さになかなか気づけません。福島さんの境遇を知れば、こうしてパソコンのモニタを眺めながら文字を読み書き出来るという事でさえ、とても大切で有り難いものなのだと気づく事が出来ます。何気ない日常のひとコマでさえも大事な瞬間なのだなぁ、との思いを噛み締めさせてくれた貴重なニュースでした。

「満足」という言葉は「何かを手にして満ち足りる」のではなく、「満ち足りる事を知る」ではないか?何かの本で読んだそんな一節が頭をよぎりました…。
 

これってどう?

2008 年 6 月 5 日 木曜日

at-ezのオフィスがある大阪でも、6月1日から煙草の自動販売機にタスポ(taspo)が導入されました。禁煙・嫌煙はブームで終わらずに、世の中の標準になっていきそうです。 (続きを読む…)

Google Earthがブラウザで利用可能に(Windowsのみ)

2008 年 6 月 3 日 火曜日

Google Earthがブラウザでも利用できるようになったようです。
現在のところ対応ブラウザは、Windows版のFirefox 2+、IE6、IE7。
こちらのサイトからプラグインをダウンロード&インストールするだけ。
グリグリ動く3D地球儀がブラウザ上に登場。
ウェブページに貼り付けたりとかもできるみたいです。

http://code.google.com/apis/earth/

 


 

ベイズの定理を書いてみます

2008 年 5 月 30 日 金曜日

まずはこれを

Aさんがサイコロを2回振って出た目を記録する。その結果を知らないBさんに「2の目が出た確率は?」と聞く。答えは(サイコロが完全にランダムとすれば)11/36となる。これが事前確率である。

次にAさんは「出た目の和は6だった」というヒント(新たな情報)を出す。そうすると2の目が出た確率は2/5となる。これが事後確率である。

Wikipedia事後確率の項

どうやら、不確かなものごとに対してそれが起こる割合を見積もられた数字を事前確率というようです。

そして、事前確率にある条件を付け加えることによって変化?したものが事後確率となります。

モンティ・ホール問題で言えば、最初に正解のドアを開ける確率が事前確率、これに「司会者がハズレのドアを1つ開ける」という条件が加わったのが事後確率ということになるんです。

この事前確率から事後確率を合理的に求めるのがベイズの定理です。

P(A)=事象Aが起こる確率

P(B)=事象Bが起こる確率

P(A|B)=事象Bが発生した時の事象Aの確率

そして、P(B|A)が事象Aが発生した時の事象Bです。

例えば、2枚のコインがあり、コイン1は表が白、裏が黒、コイン2は表も裏も白です。この2枚のコインを袋に入れ、1枚だけ取り出します。どっちのコインかは確認せずに取り出したコインを片面だけ見ると白でした。

さて、この状態で取り出したコインがコイン1である確率は?これをベイズの定理から導き出します。

求めたいのはP(B|A)つまり、「コインの白い面が出たときのコイン1である確率(事象Aが発生した時の事象B)」です。

まず、P(A)が「コインの白い面が出る(事象A)は3/4」、P(B)が「コイン1である(事象B)は1/2」。

そして、P(A|B)「コイン1のときに白い面が出る確率(事象Bが発生した時の事象Aの確率)は1/2」なので、ベイズの定理に当てはめると

1/2×1/2÷3/4

取り出したコインがコイン1である確率は1/3ということになります。

ベイズの定理は意外と身近なところにも応用されているみたいなので、是非これから使ってみてください!

便利なものになる・・・予感?

2008 年 5 月 27 日 火曜日

 外出先でちょっとあのエクセルファイルをイジりたい。お客さんのところで、ワードで作った文書を確認してもらいたい。そんな時には大抵、USBメモリに入れて持ち歩いたり、相手先にあらかじめメールを送っておいたり、というパターンですよね?でも、これって結構メンドくさい。しかも、USBメモリをどこかで落としてしまったりした日には、目もあてられない状況になってしまいます。

そこで、天下のマイクロソフトが新しいサービス「Office Live Workspace」なるものを試験提供開始したとの噂を聞き、早速試してみました。


TOPページはなかなかアットホームな雰囲気です

このサービスを利用しようと思ったら、Windows Live IDというものが必要です。お持ちでない方は、Hotmail等でアカウントを作らないといけないと思いますが、一度作っておけばLive Messengerやその他諸々のマイクロソフトのサービスが利用出来るので、これを機に作ってみても良いんではないでしょうか?で、サインインするとこんな感じです。


画像が小さくて見えにくいです…ゴメンナサイ

この画面で「ドキュメントの追加」というメニューをクリックして、自分のパソコンにあるエクセルやワード・パワーポイントのファイルを指定すれば、そのファイルがOffice Live Workspace上に保存されます。エクセルで簡単な表を作って保存してみました。


やっぱり小さくて見えにくい・・・

で、このサービスが便利なのはここからです。例えば、このエクセルの表を手元のパソコンで修正などしてみると、あっという間にOffice Live Workspace上にも反映されてしまうというすぐれもの。修正したファイルをまたインターネット上に保存して…なんて手間がかかりません。上手に使えば、お客さんとのやり取りや打ち合わせがよりスムーズに進むのではないでしょうか。最大で500MBのスペースが利用できるので、バックアップスペースとしても有りかもしれないですね。

ただし、まだ試験提供の段階なので、接続するのにやたら時間がかかったり、前述したようなリアルタイムの反映をさせるには、パソコンにソフトをインストールしなくてはいけなかったり、と不満もちらほら。きっちり完成して公開されるまでは、便利さに目を奪われず、様子を見た方が良いかと思います。

ちなみに、Office Live Workspaceのページを開いたまま作業していると、マウスのポインタが完全にバカチン状態になっていました。マイクロソフトさん、期待しているので頑張ってくださいね!

蛇足ですが「Excel/Word/Powerpointのファイルが共有可能」と断りが入っているにも関わらず、果敢にも(?)他のファイルの保存に挑戦してみました。

結果:

  • メモ帳等のテキストファイル→保存できましたが閲覧時は文字化けしてました
  • 画像ファイル(.gif)→保存して閲覧可能でした
  • 画像編集ソフト(Photoshop)のファイル→保存できましたが閲覧不可でした(ダウンロードは可能)

と、色々な形式のファイルで試しまくってたら遂に、

と、怒られてしまいました。反省・・・

モンティ・ホール問題を図解なしで書いてみます

2008 年 5 月 26 日 月曜日

あえて図解無しで書いてみます。以下の問題をご存知でしょうか?

「あなたの目に前に3つのドアがあります。ドアの向こうには、1つには新車が、残りの2つにはヤギがいます。新車のドアを開けるとそのまま車がもらえます。ヤギのいるドアを開けるとハズレ。あなたが1つのドアを選んだ後、正解を知っている司会者が残りの2つのドアのうちヤギがいる方のドアを開けます(2つともヤギの場合はどちらか片方)。あなたは自分が選んだドアと、残っている開けられていないドアを替えても良いと言われます。さて、あなたは替えるべき?それともそのまま?」

これは、アメリカのテレビ番組で出題され、司会者のモンティ・ホールという人物の名前から「モンティ・ホール問題」と言われています。多くの人々の頭を混乱させた有名な問題です。

結論は、「替えた方がいい」のですが、なぜか?

まず、最初の3つの状態では車のドアを当てる確率はそれぞれ1/3です。

次に、あなたが1つ選んだ状態では?あなたの選んだドアが車の確率は1/3、つまり、残りの2つも1/3ずつです。この残りを1つに合わせて2/3となります。

最後に司会者が1つを開けた状態では?あなたの選んだドアが車の確率は変わらず1/3、残りの開いてないドアが2/3となるのです。つまり、1つが開けられたことによってもう1つのドアが正解である確率が変わってしまいます。

どうでしょう?もっとわかりやすく、ドアの数を1000個にしてあなたが選んだ後に残り999のうち998を司会者が開けてくれるとしたら?

要は可能性の問題じゃないでしょうか。替える・替えない、どちらが正解の可能性が高いのか。期待値と言ってもいいかもしれません。どちらの期待値が高いのか。こっちのほうがしっくりきますね。

ちなみに、事の経緯を知っているあなたにとってはもう片方のドアの方が期待値は高いのに、司会者が開けた後で何も知らないもう一人の誰かが来た場合、その人にとっては確率1/2の2択になります。このあたりもこの問題の面白いところですね。

完全に自己満足の内容になってしまいましたが、次の機会には事前確率・事後確率についてちょっとだけ触れてみたいと思います。結構面白いです。次回、自己満足2をお送りします。

電気自動車いよいよ来年市販化?

2008 年 5 月 24 日 土曜日

世の中は今や空前のエコブーム。家庭も企業も政府も揃ってCO2削減に向けて努力しています。

現代の暮らしの中で切っても切り離せない資源である「石油」も、近い将来枯渇する事が予測されており、あと何十年もしたら人間の生活スタイルというのは今とはまったく違うものになっているかもしれませんね。 (続きを読む…)

幕末写真ジェネレーターでタイムスリップ!

2008 年 5 月 23 日 金曜日

手持ちの画像を一瞬にして幕末の古写真風に変換してくれるという「幕末写真ジェネレーター」やってみました。

(続きを読む…)

貴方の投票で表が変わる??

2008 年 5 月 20 日 火曜日

インターネットの世界は、知恵と工夫しだいで面白い事がいくらでも出来る。そんな見本のようなサイトが公開されました。

名前はシンプルそのもので、比較コミュニティサイト「ならべて」。一体何を並べるかというと、特に何か決まっているわけでもなく、色々なジャンルのモノやヒトを表に並べて比べてしまおう!という、言ってしまえばただそれだけのサイトです。

 

こんな表が比較対象ごとにありまして、自分が共感できる箇所には「○」を、これは違うだろ、という箇所には「×」をそれぞれ投票出来るシステムになっています。投票された結果は定期的に集計されて、その結果によっては今まで○だったところが×に変わったり、もちろんその逆も有り得ます。

 さらにこのサイトの面白い所は、「この比較するならコイツは外せないだろ!」とか「こ~ゆ~条件も面白いんじゃない?」と思い立った積極的な人々は、無料ユーザー登録(メールアドレス・パスワード・ニックネームだけとこれまたシンプル)さえすれば、比較対象や比較条件を追加する事が出来てしまうという点です。

他にも「それだけじゃまだ物足りない!」なんて人の為に、自分で比較表を作ってしまう機能があったり、この比較表をボタン一つで自分のブログやホームページに貼り付けてしまえたり、と遊び心もサービスも満点です。

あれこれ比べて何がどうという事は無いですが、ちょっとした息抜きの時間や興味のある比較対象が目に入ったら、思わずみてしまいますよね。それで「うんうん」とか「なるほど」「え~、そうかな?」等と分析を始めてしまったら、あなたはもうこのサイトのとりこです。

日本語版と同時に英語版の提供まで始めてしまったこのサイト、開発した人たちのセンスとバイタリティに拍手です。

比較コミュニティサイト「ならべて」・・・http://narabete.com

英語版「Narabe.com」       ・・・http://narabe.com/

便乗するようで恐縮ですが、at-ez Pressでも同じような投票サイトを運営しています。日頃気になる「それってどう?」な疑問を、ネットの皆に聞いてみましょう。

 

 

投票サイト「それってどう?」   ・・・http://sorettedo.com

 

 

宇宙はロマンの宝庫

2008 年 5 月 19 日 月曜日

私達の住む地球が存在するのは「天の川銀河」と呼ばれる銀河系ですが、その銀河系の中心方向付近で約140年前に起きた超新星爆発の残骸が観測されたそうです。現在、天の川銀河の中で最も新しいとされていたカシオペア座方向で起きた約330年前の超新星爆発よりも新しく、銀河系の進化過程の解明や、星の爆発後の変化を知る為の貴重な発見だそうです。

「超新星」という名前の由来は、夜空に突如明るい星が輝きだし、新しい星が生まれたかのように見えるところから来ていますが、実際は恒星(太陽やこと座のベガのように自分で輝く星)がその寿命を終える時に起こす爆発現象の事です。今回の超新星は、地球から射手座方向に約25,000光年離れた場所だとされています。1光年とは光が1年間に進む距離ですが、1秒間に約30万km進む光が25,000年かかる距離を計算してみると、

30万(1秒) × 60(分) × 60(時間) × 24(日) × 365(年) × 25,000 = 236,520,000,000,000,000(km)!!

桁を整理すると23京6,520兆kmとなります。何でしょうかこの数字?普段の生活では全くお目にかからない単位にクラクラしてしまいます。そんな気の遠くなるような離れた場所で起きた事を観測出来るなんて、科学技術の進歩というものに感心していしまいますね。仕組みは全く分かりませんが・・・。

ちなみに地球が属する銀河系は直径が約10万光年。なので、銀河系の端から端までを(敢えて)普段馴染みのある単位で表すと、

30万(1秒) × 60(分) × 60(時間) × 24(日) × 365(年) × 100,000=94京6,080兆km!!
ぐはっ!! 

さらにこの宇宙では、こういった銀河が数十個~数千個集まった「銀河群(団)」というものを形成しており、さらにさらにこの「銀河群(団)」が数個~数十個集まって「超銀河団」なるものを形成しており、その大きさは何と1億光年以上!!おそるおそる計算してみると、

94京6,080兆km(銀河系の大きさ) × 100(倍) = 94,608,000,000,000,000,000(km)!!
あべしっ!!

9,460京8,000兆kmとなりました。もう笑うしかないですね。けれども、大きさたかだか1.6メートルで進む速度は時速4km/h、70~80年しか生きられない人間が、こんな大きな宇宙に思いを馳せる。・・・何だかロマンですね。